」がクルクル回っています。気がついてた?


ここは「にゃ〜こ」が、ひぐらしのく頃にについて好き勝手喋る推理と考察をしてみるページです。

下の方に行くほど新しいです、ではどうぞ。



(1)積ん読大後悔っ 1/24

 (2)目明かし編終了、んでオヤシロさまの正体は!? 1/26

(3)雛見沢大災害の起きる条件は?? 1/28

(4)雛見沢連続怪死事件・私的捜査ファイル お薬の袋の謎 1/29,31

(5)昭和54年6月工事現場監督バラバラ殺人事件 解 2/1

(6)昭和54年(1979)から事件の起きる意味は? 2/3

(7)昭和55年(1980)北条夫妻殺人事件、解!? 2/12

 (8)昭和55年(1980)北条夫妻殺人事件、解そにょ2 沙都子は両親の死に関わっていないか? 2/15

(9)昭和56年(1981)古手夫妻怪死事件、解 出来ません… 2/26

(10)にゃ〜こ的 鬼隠し編 解その1 3/12

(11)にゃ〜こ的 鬼隠し編 解その2 3/23

(12)起動画面をクリック・クリック!! 3/28

(13)にゃ〜こ的 鬼隠し編 解その3 4/12

(14)にゃ〜こ的 鬼隠し編 解 その終わりまで 4/13


つづく
そのひぐらしになる頃に(2)




OPEN  05/1/24



ご意見ご感想お待ちしています







ゲームをプレイしたことのない方はここからお帰りください


アイコンをお借りしました!



◆にゃ〜こ的 鬼隠し編 解 その終わりまで 

05/04/13

 魅音は入江医師に相談します。彼女にとっては彼は「頼れる大人の人」だったのでしょうか? 

 目明かし編で魅音自身が告げた”オヤシロシステム”。

園崎お魎の意向を人知れず実行する一人、程度の認識だったかもしれません。少なくとも魅音は彼の正体にうすうす気がついていたでしょう。ただ、少なくとも敵だという認識はありませんでした。

 入江は「危険です……仕方ありませんね。ではウチのスタッフが陰から様子を見ていますから」と消極的な協力を申し出ます。
彼はほくそ笑んだに違いありません、なにしろ獲物が向こうから舞い込んできたのです。
圭一に薬を異常に投与して混乱させ、魅音たちのグループを揺さぶり、村の暗部の秘密を握ろうとする。それを掴んでしまえば村は思いのままです。金にもなるでしょう。
また、魅音は大石の抹殺を公言しています。そんなことになればいつか自分に疑惑の糸が繋がってしまうかもしれません!

殺す。園崎魅音を殺す。



 魅音は初め圭一と静かに話し合おうとしたのでしょうか。しかしイレギュラーな事態が起こってしまいます。
レナ、いや竜宮礼奈と言うべきでしょう。彼女は錯乱した圭一と”鬼ごっこ”を始めてしまいました。
しかも、よりによって斧を持って… 

 もちろん彼女には殺意などありません、むしろ逆です。ただ彼の味方になってあげるために。彼を守ってあげるために…
圭一にはそれが解りません。笑顔を絶やさず、時には彼を叱るレナ。しかし薬の副作用で彼女が恐怖の対象に見え、斧を振りかざす幻覚まで見てしまう圭一。


 何とかレナから逃げ出した圭一を待っていたのは彼を監視していた入江の手下でした。
圭一は捕らえられ、入江が呼ばれます(もともと監視に加わっていたのかも知れません)。そして魅音、レナも呼び寄せられます。

彼らはとりあえず圭一を自宅の部屋に運ぶことにします。そこが一番落ち着くでしょう。入江とその手下が圭一を運びます。女の子二人で運ぶのは無理です。


 圭一の自室。
入江は「私がいては彼が混乱するでしょう。とりあえず君たちだけで話してみて下さい」と。
バットは入江が持って行きます。危なくて置いておけません。
入江医師はいったん部屋の外(もしくは家の外?)に出ます。



 そして…罰ゲーム。
もちろんそれは注射器などではありませんでした。すでに色々なところで言われていますが「マジック」だったのです。にゃ〜こもこの説を採ります。
罰ゲームにして、おしまい。もうこれで仲直り、だよね。圭ちゃん。
しかしもはや薬の効果で錯乱した圭一には、彼が”見た”物は見えず、ただイメージした物しか見えなくなっていました。


マジックを注射器だと思って悲鳴を上げる圭一、そこに彼の後ろから静かに入江が現れます。

バットではないでしょう。ブラックジャックのような、打撃を与えるだけの武器?
後ろから圭一を殴ります。崩れる圭一。


驚く魅音とレナ、




しかしそれは




一瞬でした。








一撃、

明確な殺意。

レナの頭蓋が砕け、何かが、取り返しのつかない尊いなにかが飛び散り…驚いて一瞬動けない魅音へも、力の限り一撃、二撃、何度も、何度も、何度も何度も。

一人殺すなら二人も同じ。斧を持って歩き回るような気違い娘ならなおのこと…!


実行正犯、医師 入江京介





 入江は倒れていた圭一の手にバットを握らせ、いったん外に出ます。
返り血をぬぐい、血で汚れたかも知れない白衣を着替え、圭一が気がつくまで手下達とチャイムを鳴らし続けます。





 しばらくして意識を取り戻す圭一、しかし彼の目の前には…レナと魅音が死体となって転がっています。

彼が思い出したあの”記憶”は?? もちろん妄想幻覚です。なにしろ彼の手の中には血に染まった凶器のバットがあるのです。自分以外に犯人がいるでしょうか!? …あぁ…本当にやったような気になってきました。やってしまったかも、やったに違いない… やってしまったっ!

 ここで彼は健気にも、なるべくKOOLに、論理的に行動を取ろうとします。
このような事態に至った証拠になる注射器(と彼が思った物)を時計の裏に貼り付け、メッセージも書き残します。誰にも見つからないように。

自宅の裏口から外に忍び出た圭一は、いったん追っ手から逃げることに成功、しかしほとんど見知らぬ土地です、殺人犯となった彼が逃げる所などありはしません。


……

 以下、空白の何十分かを考察します。

 逃げながら圭一はあることに気がつきます。もしかしたら自分の犯行を理由づけてくれる唯一の物証、注射器を部屋に残して来てしまいました。あれが誰かの手に、特に村人の手に渡って隠されてしまったら…持ってくるべきだったか。

彼はいったん部屋に戻ることを決意したのだと思います。

入江達は他の場所を探していたのでしょう。誰にも見つからず、なんとか自室へ帰りつきます。


そして…時計の裏を見た彼は、愕然とします!


マジック!


何故ッ??? 

圭一は理解したでしょうか? 
魅音とレナは自分に危害を加えようとしたのではなく、Tシャツに落書きしようとしたのだと………本当に罰ゲームだったのだと。


にゃ〜こはこの時点で圭一が自分の見まちがいに気がついたと思います。


しかし、なぜマジックを注射器と見まちがえたのか? 彼には理解できませんでした。
ただ、

祟りだ

と。


これこそオヤシロさまの祟りだと思ったのでしょう。祟りはありました。
少なくとも彼にとっては。

圭一は考えます。「ならばメモに間違いを書いてしまっている」


バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。
富竹さんの死は未知の薬物によるもの。
証拠の注射器はこれです。

これが破り取られた3行です。

1行目、バラバラ殺人の被害者なのですから生きているわけがありません。ならば何が「生きています」なのでしょう? これは「犯人が」の意味です。
しかしオヤシロさまの祟り=鬼隠しに遭ったのです。オヤシロさまは存在したかもしれないのです! 犯人が生きているわけがありません。破り捨てます。

2,3行目、圭一は注射に関する記述も間違っていると確信しました。そんなモノは無かった、彼の見まちがいだったのです、マジックでした! 従ってこれも破り捨てます。


メモを3行破って再び貼り直したのは…それは圭一自身だったのです。



 あと、彼が行動すべき事は? もう何もありません。
圭一のために、圭一を救おうとしていた女の子達は自分が殺してしまいました。
ごめんなさい。



 いや、一つだけ残っていました。大石刑事への連絡です。



 もう誰に見つかろうが彼には関係ありませんでした。
よろめくように外に出て、電話ボックスに。当然彼を捜している入江達に見つかります。いや、犯人達が誘導したのでしょうか?


 大石刑事との電話。

…お、…俺も…最初はニンゲンが犯人なんだと思いまし…
犯人はニンゲンなんだって、オヤシロさまの祟りなんか無いんだってそう思ってました…


誰かが静かに圭一の後ろに近づき


ついさっきまで
…だけど…やっぱり…

首筋にインターフェロンを通常の何倍も、致死量注射します。
容赦なく、まるで虫を殺すように。
それでも彼は後ろを振り向くことが出来ませんでした。




…でも…やっぱり…オヤシロさまってのは…いるんだと思います…。
いや、います。
今。



後ろに

なんかさっきからおかしいと思ってたんです…。
ずーっとつけてくるんですよ…!!
走っても走っても、走っても走っても…!!
影みたいにぴったりくっついて! だけども少しずつ…少しずつ…。
俺の背中ににじり寄ってくるんです…後ろに。
……すぐ、……後ろに………

冷たい目で

振り向けるわけ…ないじゃないですか…。
振り向いたら…俺…俺…




入江が





……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…ごめ……



……

 前原圭一はその後、犯人の入江医院へ運ばれます。富竹ジロウと同じように証拠を消せるだけの延命処置が執られた後に本当に殺されます。
バレる心配は? 協力者の大石刑事もいるのです。明るみに出るわけがありません。

 かくして園崎家次期頭首、園崎魅音は葬り去られました。友人の竜宮礼奈と共に。
圭一は「エサ」と言うか、狂言回し、ただの道具でしかなかったのです。



 梨花や沙都子はこの後どうなるのでしょう? 次の年の、もしくはその次の年の鬼隠し&綿流しの犠牲者でしょうか? その可能性は高いです。

園崎家次期頭首として詩音や茜が帰ってきたとしても。


 思えばあの夜、レナを家に入れなかった14日の夜。悲劇回避の最後のチャンスを逃してしまった事が、この最悪の事態を招いてしまったとにゃ〜こは思うのです。



◆にゃ〜こ的 鬼隠し編 解その3 

05/04/12

 にゃ〜こは悩んでたりします。

 魅音とレナを殺したのは圭一でしょうか? 圭一視点では間違いなく殺してしまっているように見えます。ですが薬と強迫観念で錯乱してしまった彼の主観は信用できません。





 14日の夕方レナが訪ねてきます。彼に夕食のお弁当を持って。
圭一の両親が不在なのを知っていたのは…普通に考えて、その両親自身から教えて貰ったからと言うのが妥当な線でしょう。別に彼女自身がストーカー紛いのことをやったとか家をずっと監視していたとか、半分狂気に犯されていたとかは無いと思います。

 少なくともこの時点までは。

 レナには過去、心の傷になるような事がいくつかありました。前の学校で友人に怪我を負わせてしまったこと(理由はどうあれ)、悟史の「転校」を止められなかったこと。
彼女はその原因を友人達にではなく、オヤシロさまに、そして自分自身の行動に転嫁しています。
そしてまた「転校」しようとしている圭一…何とかしなければいけません。
圭一の行動は気味が悪いくらいに悟史の行動をなぞってゆきます、このままでは自分の好きな男の子までいなくなってしまいます… 

 しかし良かれと思って作っていったお弁当も、冗談のつもりで言った「トンコツショウガ味」も全く逆効果でした。
彼女は何故知っていたのか、ですか? 後ろからこっそり付いて行ったから? まさか。これも圭一の両親から聞いた、もしくは魅音がアルバイトで偶然見かけた一部始終を聞いたのでしょう。
レナは完全に拒絶されてしまいます。

 もし圭一が選択肢を選べるとしたら、レナを家の中に入れる、が正解でしょうか。

 レナが常軌を越えてしまったとしたらこの瞬間からです。
そんな怖がらせるつもりじゃなかった、ごめんなさい。このままじゃ圭一君の「転校」を止めることは出来ない、ごめんなさい。また前の学校の友達みたいに傷つけてしまった、ごめんなさい。みんなわたしがわるいんだごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……


 レナはある意味、この時点で何かが壊れてしまいました。

 圭一君はオヤシロさまの事で悩んでいるに違いない。

 それをわかってあげられるのは私だけ。

 バットを持って悟史君のように戦おうとしている。






 な ら ば わ た し も い っ し ょ に た た か お う 




 …それが圭一からどう見えるか、レナにはもう分かりません。そんなことはどうでもいいのです。彼を助けるためなのです。

まるで祟殺し編で、鉈を持って沙都子を追いかけた圭一のように。


◆起動画面をクリック・クリック!! 

05/03/28

 番組の途中ですがお知らせです。

解ではない1〜4話の本編ゲーム。起動画面のタイトル画の時、アイコンと「ひぐらしのなく頃に」ロゴ以外の背景を20〜30回右クリックして「終了」を選択。
ゲームを再起動すると…


さ、沙都子ちゃん飛び出てきた…こんな所に…


ご存じでした???? にゃ〜こ知りませんでしたっ!
ちょっと笑ったので、つい。


お試しあれ。


◆にゃ〜こ的、鬼隠し編 解その2 

05/03/23

 大石刑事は圭一が死んでも良いと思っていたのでしょうか?

 今年の犠牲者はおまえの可能性が高い、と脅かす一方で事態の推移を入江医師に逐一連絡していたのは間違いないでしょう。次第に精神の常軌を逸してゆく圭一。大石にとって圭一はどうなろうと構わない「エサ」だったのでしょう。

エンジェルモートで
「そろそろ出ましょう。あ、前原さん、お昼の薬は飲みましたか?」大石→圭一

大石刑事が知らないはずの「病院の薬」。しかし彼は知っていました。なぜなら彼が飲ませようと仕組んだ薬だったからです。
向精神薬。それもかなり強力なヤツでしょう。

 インターフェロンと向精神薬で不安定になっている精神状態の所を大石はさらに追い込みます。
例えて言うなら、精神のブレーキとアクセルを同時にいっぱい踏み込ませるような状態です。少しでも何かのバランスが崩れれば…エンジン自体が壊れるか、暴走…


 さらに夜中にかかってくる電話。

「………去年、悟史くんが失踪した頃から私は不審に感じていたんです」大石→圭一

大石刑事、鬼隠しのいわれと不審死の共通項に気がつかなかったとでも言うのでしょうか? この段階で。

圭一が不安になるような、仲間を疑い出すような事もさらに吹き込みます。

この中で重要なのがレナが看護婦に語った、「オヤシロさま」と言う言葉。これは大石しか聞いていないのです。

その後のやり取りでも

「あれ……。…以前、レナのカルテを見たって言いませんでしたか? 確かにそう聞きましたよ」
電話先の大石さんが一瞬の間を置く。
「…そんなことも言いましたかねぇ? なっはっは! 気のせいと言うことにして下さい」
「………オヤシロさまの祟りって、ほんとうにあるのかな……なんて、まぁ…はっはっは…!」


大石刑事が語るレナに関する事柄はほとんど虚偽の可能性が高い、とにゃ〜こ断定します。

全ては圭一を疑心暗鬼にして「祟り」というキーワードに追い込む為の策略です。



 しかしレナ、いや竜宮礼奈と言う少女は一体どういった娘なのでしょうか???
「オヤシロさま」「転校」と言ったキーワードで神懸かり的になり豹変する女の子。
薬で錯乱状態の圭一が見る彼女の目付きとか、割り引いて考える必要があるとは思いますが…確かに何か過去のトラウマ、又は負い目に思っている事が有りそうです。

 前の学校で仲の良かった友人に性的暴行を受けた説、が有りますが…にゃ〜こもそれを取りたいと思います。
ただし学校中のガラスを割って回った、と言ったような派手な物ではなくて、あくまで正当防衛的な事件です。しかしそれでも優しい彼女は心に傷を負っています。仲の良かった友達に傷を負わせてしまった…いやあれは自分がやったんじゃないオヤシロさまだオヤシロさまがそうしろと言ったから………

精神的・心理的な自己防衛機能として「オヤシロさま」を作り上げた。いや、逃げたとも言えるでしょう。自分のこころが壊れないように。


……

 圭一の精神的暴走は止まりません。薬を盛った大石刑事や入江医師が予期した以上にイってしまいます。

 魅音のお祖母ちゃんのおはぎ。
これも当然圭一の味覚障害、幻覚です。
中に入っていたのは…ヘアピン? キーホルダー? いりこと言う意見もありましたねぇ、うん、見た目もピッタリです。


 魅音とレナとの会話もウラの意味なんかありません。

「圭ちゃん、明日学校休んじゃイヤだよ」もそのまんまの意味です。哀れ圭一。


ついにバットまで持ち出して危険な状態になった圭一。
彼を前にして、おそらく圭一のことが好きだった魅音は本当に心配して、彼女なりの強情さを交えながら止めさせようとしたのでしょう。しかし圭一から帰ってきた言葉は彼女を逆上させます。

「俺を消そうとしても簡単にはいかないからな。おまえらは最初から警察に疑われてんだ。悟史を消せたように、簡単に消せると思うなよ!!」
「俺も過去の事件はおまえらが怪しいと思ってる。ダムの反対運動の時から、お前が警察の世話になってたこともよく知ってる! 隠し切れてると思うなよ…いいな!!」

魅音は悟るのです、すべてはあの大石の差し金だと。

「……………そっかぁ……」
「……圭ちゃんに…全部バラしたの……あの野郎かぁ……」
「………あの時、殺しとくんだったなぁ……。今年で定年だからって…容赦してやった恩も忘れやがってぇ………」
「畜生…畜生…あのじじぃ……。…絶対に殺してやる…………ぅぅッ!!!」


あの園崎魅音が言うのです。それは本気だったでしょう。
あの時、というのは監督バラバラ殺人事件の時のことでしょうか?

大石蔵人を殺す。

しかし彼女はミスを犯します。大石を闇に葬る事よりも自分の好きな男の子を優先してしまうのです。


それは、少し圭一にお灸を据えて元通り仲直り、の筈でした。


◆にゃ〜こ的、鬼隠し編 解その1 

05/03/12

 それでは本編に進みましょう。今までのは壮大な前振りです。 <嘘だッ

んーさて、このシナリオで圭ちゃんが犯す最初のミス、とゆーか間違いの分岐は富竹ジロウさんにケンカをふっかけてしまうことだと思うのです。
本人にその気が無くてもですね。

冒頭、会ったばかりの富竹に

>「いーんですいーんです。ほっといてください。また犠牲者を探して徘徊しているだけなんですから」圭一→富竹

>「富竹さんがここで殺されたらたぶん犯人はあいつです。…せいぜい嗅ぎ回らないようにすることですねぇ」圭一→富竹

>「圭一くん、それ、よそ者の僕への警告のつもりかい?」富竹→圭一
>「はっはっは! せいぜい気をつけることにするよ」



いけません、前原圭一。完全に誤解されてます。
トミーにとってみれば圭一は完全に村の組織?の一員と見られてしまいます。
本来、トミーは殺されなければ圭一達の強い味方になりうる人物ではないでしょうか。

友好的に接していれば今回もっと良好な状態で情報も入手できたでしょうに。


 あきらかに村のことを調べ回っている彼。
にゃ〜こは公安より警察の内偵の方が可能性が高いと思います(大石刑事も関与しない部門の)。それも捜査、と言うよりは何年か前の誘拐事件後の「監視」と言った方が良いのかもしれません。
それか、にゃ〜この考えるダム建設にまつわるお金の流れ。それの調査をしていた建設省から依頼を受けた人物という線もアリかなと思ったりします。

そういった人物に

>「富竹のおじさんってなかなか隅に置けないって噂ですけどぉ?」魅音→富竹

おまけに一緒に居た魅音がこれです! 「三四さんと一緒にイロイロ探ってるじゃないですか。知ってるぞ!」と言ってるのも同じです。


>「富竹さんって本当に野鳥撮影で来てるのかな?なんかこう…撮影以外の目的で来てるような…さ。そんな気がしないか?」圭一→魅音
>「へぇ? やっぱりそう思う? だとしたらいい勘してるよ圭ちゃ〜ん!」 
>「知ってるのか魅音」
>「まぁねぇ〜! 他のみんなはひょっとすると気づいてないかもしれないけど……このおじさんの目は誤魔化せないしねぇ〜…☆」


>バラバラ事件
>「あったよ。偶然、その時期に雛見沢にいてね。だからよく覚えてるよ」(5〜6年前から)富竹→圭一

魅音、いや園崎は少なくとも彼の正体に気がついているらしいですが、痛くもない腹を探られるよりは数年にわたり放置、無視しているようです。


富竹ジロウ(と三四さんとされる人物)はなぜ殺されるのでしょうか?


村のトンデモナイ秘密を知ったから? それなら、いきなり行方不明&園崎家の地下牢直行がルートでしょう。

見も蓋もありませんが、三四さんから入江医師にまつわるダム建設時の工作資金横領の証拠を入手、あたりが可能性高いと思います。

鷹野経由でそれを知った入江医師は手下数人とともに綿流し祭りの夜、富竹ジロウを待ち伏せします。暗がりから殴りかかり、暴行を加えたところで薬を注射。
当時、検出できない事からヒト由来成分の「インターフェロンアルファ」の即死量投与と断定。(+ムスカリンなどの幻覚剤も使った可能性があります)
大石刑事も関与していた可能性は高いと思います。

その苦しさはいかばかりだったでしょう!? 直前に暴行を受けていた恐怖と興奮から幻覚を見、角材を振り回したあげく呼吸困難、もしくは過呼吸。苦しさのあまりのどを掻きむしって出血。

そのあと事もあろうに、注射を打った本人の入江診療所に搬送されます。薬剤の痕跡を輸血など血液交換で消されてしまい、最後は…死亡。南無阿弥陀仏。
(3/21)改訂

鷹野三四については後で触れますが…こちらもいちおう始末をつけられてしまいます。



 さて、圭一にとって大問題なのはこの状況を利用しようとした人物がいる事です。
それは大石刑事。

村にとっての新参者である前原圭一を内通者として仕立て上げ、園崎、古手など村の暗部の情報を得ようと企みます。
またそれにうかうか乗ってしまう圭ちゃん…


 大石が使ったのは汚い手でした。
入江医師の協力の下、風邪で医院を訪れた圭一に富竹ジロウを殺害したのと同じ「インターフェロンアルファ」を注射させ、さらに向精神薬も投与させたのです。


そう、薬によって圭一の暴走が始まります。


◆昭和56年(1981)古手夫妻怪死事件、解 出来ません…

05/02/26

 次の事件に移りましょう。

 昭和56年古手夫妻怪死事件ですが…周りの人物の情報は割と集まっているのですが、肝心の古手夫妻の情報が驚くほど少ないんですね。

 私的捜査ファイルで古手夫人が梨花の事をあまり好いていなかった、薄気味悪く思っていたらしいことがメモから分かっています。逆に梨花は両親の事をどう思っていたのでしょうか? 

3年連続、綿流しの日に人が死ぬ、偶然?? そんなことはあり得ません。偶然は1度まで。2度目は必然、3度目は計画的。明らかに謀殺です。

しかし困ったことに犯人に結びつくべき「動機」が思いつきません。「ダム計画に協力的ではなかった」ですか? 
却下です。にゃ〜こ、それでは2人も殺害される動機としては不十分だと判断します。


いや、一人だけいました。入江医師。


 前回、私が仮定したお金の流れがあるとすれば、入江医師にとって古手夫妻は口封じしておきたい最優先人物です。

 想像します。
お祭りを控えて古手の神主さんは本当に体調が悪かったのでしょう。悪意を持って見るならそれ以前に何らかの薬を盛られていたことは否定できませんが。彼は体調不良を訴え、入江診療所へ。そしてそこで殺されてしまいます。心臓麻痺に見せかけるならそういった薬剤はいくらでもあります。

問題は夫人の方です。ひどくショックを受けてふらふらと病室を出て行ってしまった…と証言にもあります。
にゃ〜こ思うのですが、梨花がまた予言めいた事をお母さんに言ってしまっていたのではないでしょうか? 驚き、ショックを受ける古手夫人。「なぜ、あの子は知っていたのか」彼女は梨花の元に向かいます。

なぜ、それを、知っているのか、質すため。

どういうやり取りがあったのでしょうか? 乱暴な、質すと行った物ではなく暴力的な折檻。反論する梨花。そこにまた入江医師が、協力者としての大石刑事が介入します。暴力的に、直接的に?
どういったトラブルか、元々殺害するつもりであったのか。
おそらくそうでしょう。偽装のために警官の制服や遺書を用意したのも大石刑事だと考えるのが自然です。そうでなければ偽装工作の手際が良すぎます。


……ここでにゃ〜こ、とても恐ろしい可能性に気が付きます。梨花は両親の死に関わっていたのでしょうか??
いやもう遠回しな言い方はしなくても良いですね、梨花が直接的または間接的に両親を手にかけていたという可能性は!?

目明かし編で見せたあの手慣れた戦い方、というか殺し方…否定できません。

親殺し。彼女もまた”鬼”なのでしょうか?

そして梨花の身に危機が及んだ時に直接的に助ける第3者も考慮せねばなりません。 レナ? 魅音? 沙都子? それとも…


梨花のあの独白「ここは、人の命を何とも思わない連中でいっぱい……」と。

その「連中」の中に彼女自身、梨花も含まれているのでしょうか。




いけません、不確定要素が多すぎます。



 少なくとも梨花は何らかの関わりを持っている可能性は大、と申し上げておきます。

なぜならあの梨花が両親を他の誰かに殺されて…何もせず黙っていると、貴方は思いますか?


◆昭和55年(1980)北条夫妻殺人事件、解そにょ2 沙都子は両親の死に関わっていないか? 


05/02/15(追記)

 えー前回(7)昭和55年(1980)北条夫妻殺人事件、解!?の推理の中で、両親の殺害に沙都子は関わっていないでしょうかとののようなご質問を頂きました。

確かに彼女のトラップワークの腕を見ればそれは可能でしょう。いやむしろ疑ってかかるべきです。

でもですね…動機が…ないんですよ……

 実の両親を事故死に見せた殺害…よほどの恨みか憎しみか。おそらく小学生の少女にそれを決意させる何か?が思い浮かびませんでした。

例えば北条家が火山ガスの噴出システムに関わっていて、その秘密を守るためだと想定すると…沙都子より梨花、公由じいちゃんの方が可能性が。
梨花!? そういえば、あのやけにケンカ慣れした戦い方。オヤシロ状態の彼女なら何人か殺っていても不思議ではありませんね…

今現在は沙都子は「無し」、梨花は「疑わしい」に留めたいと思います。


疑わしきは、萌え <意味不明

 さて次回、昭和56年(1981)古手夫妻変死事件に考察を移したいと思います。
にゃ〜こ、梨花が事件に関わっているなら実はこの事件ではないかと。少なくとも何らかの関与をしているのではないかと疑っています。



15日 11:00追記

ごめんなさいっ!! 暇潰し編で梨花の独白「沙都子の両親が突き落とされて死にます……あるいは事故と言うべきかもしれない。……不幸な事故」とゆーのがありました!!

考えた末、北条夫妻は入江医師にお金の要求をしたが断られて自殺を企図した…に変更します。
その際沙都子も道連れにしようとしたが、いやがった沙都子が展望台で両親を突き飛ばし−両親は柵と共に転落。
自殺を綿流し祭の時に選んだのは、村の人に当てつける為。


認識のない過失・もしくは正当防衛:北条沙都子


うーーーん、でも推理にイロイロ穴がありますねぇ。

・当てつける為ならなぜ村内でなくて白川公園を選んだのか。
・悟史を入江の元に残したのは何故か。
・何故、一人が発見、一人が行方不明になったのか。「ありえない」ですか?
・そして沙都子は何故それを黙っているか(悟史や梨花に話した可能性はありますが)


不幸な事故、ですか…このことで沙都子が心の傷や負い目を感じているとしたら…本当に不幸なとしか言いようがありませんね。


◆昭和55年(1980)北条夫妻殺人事件、解!? 

05/02/12

 …さて、昭和55年。(5)昭和54年6月工事現場監督バラバラ殺人事件 解の続きから推理をしてみたいと思います。

 この年は雛見沢ダム計画が白紙化された、最初の綿流し祭りのあった年です。ダム計画に積極的に賛成していた北条夫妻が村の反感を買っていた事は確かですが、果たして殺されるほどの事だったのか? と言うのが率直な疑問です。村八分が妥当なところでは??

 祟り、などと言うことはあり得ません。暇潰し編で古手梨花が赤坂に語っているように「殺された」のです。(まちがい)
もし祟られるなら、祟り殺されるべき人間は他にいます。


 身も蓋もないようですが、この件で注目すべきはダム計画推進派に対する建設省サイドからのお金の流れです。

こういう時、村の有力者を金やら利権やらで抱き込み、そこから賛成の意見をじわじわ増やしてゆく…こんな所が常道ではないでしょうか。
で、この場合有力者とは? 村の顔役、旧家、地元出身の公務員、医者…など。決して貧乏な北条家などには最初に声をかけたりしません。

園崎家、公由家はすぐに反対に回るので結局買収工作に応じなかったと考えます。(古手家はお金を受け取ったかもしれません)。そして入江医師と大石蔵人?

にゃ〜こ、考えます。反対派のまとめ役は、実は北条家ではなく入江医師ではなかったかと。田舎では医者はかなりの名士なのです!

いったんかなりの金額が入江医師に渡され、彼が賛成派を増やすために配るのです。田舎での選挙でよくあることですよね。
しかし金額が少ないため、園崎家は態度を変え、古手家は消極的になってしまいます。彼による着服があったのかもしれません。


そしてダム計画は頓挫。


表立っていた北条夫妻は困った立場になります。少なくとももう村では暮らせません。

北条夫妻は入江医師に要求します。「もっと金をもらえないだろうか? もらえなければ入江医師が賛成派であったことも、協力金を着服しているらしいこともみんなバラす」と。


入江医師は応じます。
但し、一番悪辣な北条夫妻の殺害と言う手で。
幸い?一年前の綿流し祭りの日に一人死亡、一人行方不明という事件がありました。同じ祭りの日に殺せば「祟り」と成って風評も立ち、目的をカムフラージュできます。

その為にまず悟史を野球チームの練習で連れ出して人質とし(地区の祭りの当日に野球というのもおかしな話です!)、夫妻には白川公園に来るよう言います。

殺害シーンを想像します。
野球の練習に出ているため入江医師が実行犯ではありません。その手先の病院スタッフ、もしくは大石刑事が現場に出向きます。もちろん沙都子も含め全員を殺す気です。
展望台でまず夫を突き落とし、妻を続けて殺そうとします。しかし妻は娘だけは助けて欲しいと命乞いを、もしくはお金の受け渡しの証拠を交換条件に沙都子を助けて欲しいと頼みます。それは家に置いてあるからと…

駐車場の車の中を確認すると沙都子は寝ているようでした。さすがに子供を殺すのは気がひけたのでしょうか? 犯人は沙都子を見逃します。

北条婦人と一緒に村に帰った犯人は北条家へ行って証拠を処分、直ちに彼女を殺害し遺体を持ち去ります……


間接正犯、入江医師。
共犯、大石刑事(もしくは病院スタッフ)





 しかしにゃ〜こ、ここで疑問がわき起こります。実際の犯罪経緯がこのような物だったとして、沙都子は本当に寝ていたのだろうか? と。

もう十分に酷い話なのですが…彼女は自分の親の殺害現場を目撃していなかったでしょうか? 目撃していたとして、まわりが敵ばかりの状況で警察でそれを話すでしょうか??? ただでさえ「殺されて当然」という空気が流れています。

もし…もし、それによって、オトナを信用しない、まわりを欺き続け、村の共同体を呪い、「最後の最後に仕掛ける。これがトラップの基本ですわ」と、雛見沢大災害に関わっていたとしたら……救われないどころではありません…2年後、彼女は最後のよりどころ、にーにーまで失ってしまうのですから。



◆昭和54年(1979)から事件の起きる意味は? 

05/02/03

 (2)オヤシロさまの正体は!?でも推論として、梨花が「自分はゲームの登場人物である事に気づいていた」説をぶち上げましたが、他のBBSなどでも「ループしている」との表現が。なるほどなるほど。

 それなら私、今日気がついたのですがここで一つまた問題を提起したいと思います、それは

「大団円編」が発売された時には手遅れ、説です!



 えー、どーゆーことか説明しますね。

にゃ〜こ、梨花がこのループから解き放たれて平穏を得るには謎も全て解けて”事件の犯人が罰せられる”必要があると思います。
ところが昭和54年6月工事現場監督バラバラ殺人事件(にゃ〜こ、犯人は大石刑事だと思いますが)の公訴時効は2004年の6月だったのです! 何とすでに時効!?
次の年の北条夫妻怪死事件は今年の6月が時効。

 えーと、あと「罪滅ぼし編」05夏、「皆殺し編」05冬とコミケごとに発表されるとして…「大団円編」は2006年の8月予定…そうです、その時点で古手夫妻怪死事件まで時効になってしまいます! 
下手をすると圭一や悟史の事件まで時効になる…2005/2006年とは、そういうぎりぎりの時期なのです!

時効で犯人を取り逃がして何が大団円でしょうかっ!!


 最悪は何年後か発売のファンディスクetcで、生き残った犯人が「んっふっふっふ」とか言いながら事件の真相を得意げに語る…梨花はループしたままで犯人は逃げ切る…あ、本当に最悪なカンジ。

民事訴訟は起こせますが証拠は何も残っていないでしょう、犯人の自白のみ。それに雛見沢大災害が起きて皆死んでいるのに誰が民事訴訟を起こすの?って事ですよね。

 なるべく早い時点で全ての謎を解き、証拠−物証、または犯人しか知り得ない事実を喋っている場面−を見つける必要があると思います。



まさに


惨劇は不可避か?
屈する他ないのか!?


屈するな。



君にしか、立ち向かえない。


なのです。



◆昭和54年6月工事現場監督バラバラ殺人事件 解 

05/02/01

 さて、前回から色々考えてみました。こんなストーリーです。


 昭和50年8月、大石蔵人は風邪に悩まされていました。一度、町のお医者さんにかかりますがなかなか治りません。そこで大きな病院「××警察病院」にかかる事にします。

 翌月9日、血液検査(TT)の結果は”肝炎”
医療関係者ならピンと来るところですが、肝炎と風邪の症状はよく似ているのです。
記述からA型と思われます。ここで彼は一つの薬に出会います。
当時、臨床段階?だったインターフェロンです。彼はその臨床試験に協力します(今ではA型は適応外)。
彼はその肝炎の特効薬、インターフェロンに強い印象を持ちます。

しかしどんな良い薬にも良い面と悪い面がある様に、この薬には問題がありました。

 注射した当初は、発熱、全身倦怠感、寒気、頭痛などまるで風邪に似た副作用症状が出るのです。

 そして何より気をつけなければならない事。
この薬には副作用としてかなりの確率で神経症状が現れるのです。めまい、冷感、そして集中力障害、健忘、漠然とした恐れ(神経症、不安)、あせり(焦燥)、刺激によるピリピリする感じ(知覚異常)、錯乱、興奮、せん妄、躁状態、幻覚・妄想などです
”これに十分気をつけ患者の様子に注意する事”と特に但し書きまで有ります。使用中に「神を見た」と言う患者まで現れます。処方中の自殺者も実際にかなりの数に上っています。

投与中に不安感や強迫などもってのほかです!

そしてさらに過量投与した場合には…吐き気、動悸、息切れ(息が苦しい・胸が苦しい)、血液障害…

しかも、ヒト由来成分であるため「それ」と分かって検査しなければまず検出されないでしょう……特に当時は………

何かを思い出しませんか?

そう、あの注射器の中身、オヤシロエキスはおそらくインターフェロンです。



 昭和54年6月、麻雀友達であった友人の現場監督。彼にこの薬の事を教えたのは大石蔵人刑事でしょうか? おそらくそうでしょう。
体調が悪く、肝炎らしいとおやっさんに相談されます。ひょっとするとこの時点で大石は副作用を何も知らなかったのかもしれません。どこからかインターフェロンを手に入れ、親切か(それとも承知の上か)現場監督の右腕に注射してあげます。

当時、現場監督は過酷な環境の中にいました。そんな人がこの薬を使うべきではないのです! もっと安静な、医師の監視の下使うべきでした。


 …悲劇は起こります。

 薬の副作用と劣悪な環境で強迫観念と妄想にとりつかれた厳格な「おやっさん」は部下とスコップや得物を持って殺し合いの大喧嘩をおこします! そして…逆に殺され、バラバラにされてしまいました。

にゃ〜こ、もし偶然があるとしたらこの事件が起こったのが、本当に偶然に綿流し祭りの日に起こってしまった事だと思います。


 大石刑事は気がつきます、「あの薬のせいだ」と。
だとしたら、注射のあとがある右腕を何とかしなければなりません! 村と対立している微妙な立場の自分に嫌疑がかかるのは何としても避けなければなりません!

この場合、腕を行方不明にすれば良いだけですが、その腕を持って逃げている犯人が問題です。大石は犯人に顔を見られたのでしょうか。

大石刑事に殺意はあったのでしょうか? 
殺したのは彼でしょうか? 

 
 想像します。
大石は腕を持った犯人を鬼ヶ淵沼のほとりまで追いつめます。友人の仇、と言う意識もあったかもしれません。
殺し、重りをつけ、腕ごと池に沈めました。(死体と腕を別の場所に処理した可能性も…)



 ここで疑問が起こります。
インターフェロンは管理の厳しいお薬で(非常に高価でもあります)、基本的に医療関係者以外に入手する事は困難です。

ここで真っ先に浮かぶのが、入江医師。
副作用の事も知っていて、大石刑事に薬を融通したのは彼ではないでしょうか。
何のために?
それとも逆なのでしょうか。 大石刑事が入江医師を脅してインターフェロンを手に入れた…?

どちらにしろ結果は同じです。腕を持って逃げている犯人を殺害するのに入江医師も手を貸したかもしれません。


共同正犯。


大石蔵人、彼もまた「鬼」でした。
そして事件の後にも、このインターフェロンを常習的に使って彼と入江医師は事件に関与してゆくのです。



◆雛見沢連続怪死事件・私的捜査ファイル お薬の袋の謎 


05/01/29
05/01/31

 頭の中をひぐらしのエンディングテーマがリフレインしているのです。
とまらないのです、とまらないのです!
これもオヤシロさまの祟りなのでしょうか???

 「雛見沢連続怪死事件 私的捜査ファイル」まで買ってしまいました! もーノーブレーキなのです!


 で、帯にガクブルしたりしながら読んでいたのですが…

最後の方で、お薬の袋と大石刑事?の手帳が写っています。
どういう意味なんだろうとずーーーーーーーーーっと考えているのですが、分かりません。

お薬の袋に書かれている8月9日…はて、何かあったっけ?

内容は鎮痛薬、消炎薬、それとおそらく(抗生物質)ケフラールと書かれた袋。
典型的な風邪の処方です。これの意味は??

手帳に書いてある、S.IL.TT.C。K。の略語は…日付からすると昭和56年古手夫妻が変死した年のモノです…(間違いでした)

???

最初からメモを取りつつもう一度やり直そうと思います……
 
 
 
追記

手帳は大安とかから見て昭和50年9月のモノですね。と、ゆーことは

50年8月9日に風邪だと思い受診したが治らないので他の医療機関(警察病院)の検査を受けた。
血液検査(TT?)でしょうか? その結果が9月9日に出た。
その結果S.IL.TT.C。K。とかの略で表される医療行為もしくは医薬品の投与を受けた。

こんな所でしょうか。


◆雛見沢大災害の起きる条件は?? 

05/01/28

 えー、いろんなログ&ホームページを辿っていくウチにワケ分かんなくなってきましたぁ。
いやぁ、皆さん凄いですわ。

謎は解けたなんて大見得切って、にゃ〜こ大反省。発言撤回なのです。

 あとメールを頂いた皆さん、どもありがとうです。時間がかかっても必ずお返事致しますですよー


 さて。
何から絞殺考察すべきなのかと思うのですが、にゃ〜こ的に「ハッピーエンド」に至るルートを考えてみようと思うのです。すなわち、

1)雛見沢大災害が起きない
2)犯人以外は死なない
3)主人公が積極的殺人を犯すルートは却下

うーん、難しいですねぇ。

 3)はそのまんま祟殺し編のような気がしますので置いておくとして、今回1)の雛見沢大災害が起きない条件、って何?について。
これ、鬼隠し編でも綿流し編でも起きないのに何で祟殺し編で起きるのでしょうかね?

だいいち、雛見沢大災害って、何??



 雛見沢の伝承にある、鬼ヶ淵沼に生け贄を沈めて云々…と言う記述に合致するのは間違いないようです。とするとはっきり記録に残る以前にも、火山ガスの噴出はあったと考えるのが妥当です。

火山ガスの噴出…それは古代の村にとっても大きな災厄だったでしょう。

 暇潰し編で触れられているように、その後の旧鬼ヶ淵村に火山ガスの噴出を抑える(鎮める)何らかのシステムがあったとしても不思議ではありません。そしてそれはただの祈祷などではなくもっと実際的な、一人の人命と3日3晩の時間を必要とする…これは私の想像ですが、それは生け贄という物ではなく「志願」もしくは最低限「指名」の形を取っていたのではないでしょうか?

そう、村を救うために。

6月…雨の多い時期です。水が地下に流れ込む圧力が関係しているのかもしれません。そのシステムを作動させるために湖底か、地下か、に行った者は生きて帰ってくる事は出来ないのです。これが生け贄の儀式の本来の姿ではないでしょうか?

それならば鬼隠し−殺人・食人ショーは何のために? これはもう秘密を外に漏らさない−共犯化の為の儀式です。

  ひとをころしてたべてしまったらもうにげることはできない

それでなくとも彼らは「鬼」と恐れ忌み嫌われていたのです。裏切り者、村の敵、流れ者を標的に殺して食べました。仲間を犠牲にしつつ。
人を人とも思わない恐ろしい奴らだ!と言われるかもと言う恐怖、嫌悪…逆に選民思想もあったかもしれません。鬼ヶ淵村にとってはそれは絶対に秘すべき事だったのです。


 ガスの噴出が何十年か毎に察知される毎にこれは繰り返されてきました。(この前は明治時代)


 そして昭和50年代、ダム開発の話が持ち上がります。さすがに過疎化が進んでいた村は北条家など賛成するところも現れます。園崎家も一時は賛成しかけます。
もう、いいではないか……忌まわしい記憶にも終止符が打てる…

 しかしそうはならなかったのです。北条家はともかく、園崎家は何かに気がつきました。何十年かぶりのガスの噴出の前兆でしょうか? それともダムが出来る事で「雛見沢大災害」より規模の大きい災害が予見されたのでしょうか?

園崎家は反対に回ります。しかしその本当の理由をお上に説明など出来るわけがありません!


「我が村では災害を防ぐために何十年か(何百年?)にわたってにんげんを人身御供にしてきました」
「それを秘密にするため、人を殺して食べさえもしました、みんなで」


知られてはなりません、絶対に。
鬼ヶ淵沼を徹底的にさらったら出てくる人骨は一つや二つではないはずです。


それと同時に当面ガスの噴出を監視しつつ、いざとなったらシステムを作動させなければなりません。(ひょっとして数年にわたって?)
しかし誰が…????

にゃ〜こ、当初は公由家がそのシステム指揮担当だと思っていました。しかし綿流し編で当主のおじさん死んでしまいます。しかし雛見沢大災害は起きませんでした。鬼隠しでも同様です。

誰かがシステムを最後まで動かしたのです。

???

 園崎家が関与していない事は解でも言及されています。あの状態で魅音の言葉には嘘はないと思いました。園崎は鬼隠しのショー&荒事担当と理解して良いでしょう。
んじゃ古手家?? どちらかというとオヤシロエキスを使った(ひとり)暗殺実行部隊ですか。だいいち先代が「システム」の為に死んでいそうですし、可能性は低いです。
梨花は、なぜオヤシロさまの祟りを前もって正確に知っていたのかと言う謎はありますが。


 竜宮家? 確かにレナの家の情報は不自然なくらい出てきません。
北条家? 落ちぶれて無茶苦茶になっていますが家柄は古そうです。沙都子のトラップスキルも見逃せません。悟史がもし生きて潜伏していれば…

このどちらかに絞れそうです。



 最初に言いましたよね、鬼隠し編でも綿流し編でも起きないのに何で祟殺し編で起きるんでしょう?って。

事件の深部に関与していそうで祟殺し編のみで不審な死を遂げている人物。

山狗、と実行部隊らしき隠語をはっきり口にした人物。

入江医師。

そう、彼を”自殺”させてはなりません。



◆目明かし編終了、んでオヤシロさまの正体は!? 

05/01/26

そこにあるのは間違いなく、輝ける才能。
そしてあるのは読者を楽しませようとする、努力。
そして語られる悲劇を超えて、謳われる愛情。

 
作者さんに敬意を表したいと思います。この場を借りて、素敵なお話をありがとうです、と。
 
 さーてーとー。にゃ〜こ目明かし編終了。
凄かったです! 音楽も良かったですしね。
でも…哀しいお話でした。
魅音が「鬼」に変貌を遂げていく様子は寒気を覚えると共に限りない哀しみを感じました。そして全てが取り返しがつかないと自ら理解したときの狂気と諦観…哀れすぎます。
 
 
 以下は推理みたいな物、あるいはにゃ〜この妄想かもしれません。
 
 
このお話は分岐選択式のどこかのゲーム、その最凶バッドエンドばかりを集めたお話になっていますね。各話によっての細部と人物の発言内容などが違うのはそういう理由ではないでしょうか? ここまでは誰でも解りますね。

って、いったいハッピーエンドはあるのかな? かな?
 
 
 でも現在それでも明かされない謎も残ります。
レナは何者か(礼奈ではなくなぜレナと名乗るのか)? 
入江医師はどこまで関与しているのか? 
富竹の本当の目的は? 鷹野とは?
悟史はどうなったのか??
 
 
にゃ〜こ謎は解けましたっ! いや、当てずっぽうですけど。
え? 内容?
しみつ。 楽しみはあとにとっておくモノですニャ。
 
 
……
 
 
 しかしにゃ〜こにも最大の謎が、説明つかないことがいくつか残ります。
 
それは
梨花は、なぜオヤシロさまの祟りを前もって知っていたのか。
オヤシロさまの祟りとは? 
そしてオヤシロさまは本当に存在するんでしょうか? とゆーことなんです。
 
 


事故?した登場人物の死を許容する者。



暇潰しに登場人物に死を強要する者。



雛見沢大災害さえ許容する者。



音?で登場人物に何かを伝えようとした者。



一歩遅れて後ろからついてくる者。



登場人物の視点以外で事件を「見て」いる者。

 




 
…心当たりがあります。この全ての動機に当てはまる人物が。
 
 
それは、あなた。
 
 
 
 
オヤシロさまとはプレイヤー、つまりあなた自身であり、本当の祟りとはあなた自身が真実にたどり着けないこと………
 
そう仮定すると…
梨花も登場人物でありながらそれに気がついていた……?
自分がおはなしの中の登場人物であり、祟りの順番も、いずれ自分が殺されることも知っていた…?
そしてそれが誰かの手(プレイヤー?作者??)によって覆されることを(その可能性が1%でもある限り)願っていた…
 
妄想でしょうか? 飛躍しすぎ、枠組みさえ無視しすぎという気もしますが私的にはこの説明が一番しっくりします。
 
 
 なんにせよ、この「ひぐらしのなく頃に」はプレイした人に色々考えさせ、喋らせるゲームですね。あと何本か解があって、ハッピーエンド編につながれば…目明かし編の最後に彼女が夢見た、彼女にとっての幸せな終わりのように。
 
 
続編も楽しみですニャ、けけけけ…あれっ?
 
 
 
◆積ん読大後悔っ! 

05/01/24

 んニャ、さて。
つん読消化月間とゆーことで、えいやっと始めた07th Storming Partyさん「ひぐらしのく頃に」なんですが、いやいやいや今まで積んでたの大後悔! 
こりゃ凄っ!

間違いなくここ半年では一番の大収穫っ! 絶賛感激雨霰なのですよ! え?今更ですか、すいませんっ(土下座)!! 
 
他のサイト様が盛り上がってた時に加われなかったのがにゃ〜こ超悔やまれてなりません!
 
 ちなみには赤じゃなくて、猩々の血の色「猩々緋 R225 G55 B0」ですよね! よね!
 
はう〜☆ ずーーーっと金曜日の晩からこの状態なんですっ!!!
もうゲーム廃人とゆーか廃猫。久しぶりなのです、こんなの!!
!が多い文章ですね今回、うはははははははははははっっ 
 
 やっぱ、つん読だけで満足するのはいけない事なのですよー大反省。
ちゃんと消化しましょう>自分。
 
何を一人で盛り上がってるんだ?ですって?
のーぶろぶれむ!
全然気になりませんですよーーーっ。そのくらい気に入ったのですっ。
 
 ネタバレになるかと思いますので内容についてはふれませんが…まだプレイ…とゆーか読んでいない人がいたなら超おすすめなのです!
 
 あ、フィギュア萌え族的には誰か立体化してくれませんかね!? 
でも手とか鼻のない顔のバランスとか難しいかな…
シリーズでメインキャラ全員&シークレットはオヤシロさま、とか。
 
怖すぎかな? かな?
 
 

 
 ひた…
 

 
 
 あ、何か今日はにゃ〜こ、妙にテンション高いですよねっ うははははははははははははははははははけはははははははははははははははははははははははははははけははははははははははは
 
あ、あれ??止まらない???
 
あは、あははははははははははははははははははははけはははははははははははけははははけははははけはけははははけははけははははけははけははけははけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけっ
(何かヤバいモノに取り憑かれました)
 
 

 
 
 そのひぐらしになる頃に(2)
 
 
 


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